冗談半分本気半分

 日曜にバブアー買ったあと、高校の友人とお茶。

「君の話聞いて転職を考えてる。」と開口一番。ドヒャーと店内で笑ってしまった。変な影響を与えたんじゃないかと心配すると彼は「影響を受けたというのは冗談半分本気半分」と言った。僕の場合将来どうするのと聞かれたら「まあ数年以内には神戸離れてインドかな」と僕も冗談半分本気半分で答えている。言霊というか、やりたいことを自分に言い聞かせるように言っておけば、そういう方向に人生すすめるだろうと勝手に僕が思っているだけ。そんな僕の発言が人の人生に影響を与えることに驚いてしまった。まあぼちぼちお互いに、いい感じで生きていきたいねと言い合った。もう数年来の友人だけど、まだまだわからないことばかり。順風満帆だと決めつけていた。他人を理解するのは難しいな。

 海をぽーっと眺めて違和感。ん、夕陽が最後まで見えないなと感じる。そうか、僕は橋の向こう側の人なんだと思い出す。舞子辺りの海に見慣れていて、夕陽は海に落ちるものだった。しかしシオスマ辺りでは夕陽はちょうど淡路島に落ちる。だから夕陽が最後まで見えない。見るためには橋の向こう側に行かなければならない。なるほど、僕は橋の向こう側の人なんだと最近分かった。自分自身をまだまだ理解できない。できないから人は悩むんだろうな。

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