密な人の関係の中で。

 休みの日を充実させないと!それは宿命のよう。仕事が本当に単調で面白くない。先日あった人事の面接でもしっかりと伝えればよかったなんて考える。まあそういうふうに日々を過ごせば休みの日が来れば、まるで小学生のようにはしゃいでしまう。あれしてこれして、そんであれも。寝る時間も惜しい。早起きから始まる。先日は山に向かった。久しぶりに1日。友人を連れて。約20Km歩いた。気持ちが良い。山の中で食べるカップラーメンに友人は感動していた。
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僕も初めて山の中でカップラーメンを食べたときは震えた。冬の頃だったと思う。湯気がふわんと上がり、いい匂いが立ち込める。そして何より温かい。普段の何気ないものが非日常を彩るものになる瞬間だった。そして銭湯も良かった。何もかも気持ちが良い。運動は日々の活力にもなる。
 次の日は小学生からの幼馴染とモーニングへ。彼は神戸から少し離れた場所に住んでいて、あれがあれであまり帰ってこれなかったため久しぶりの神戸であった。すっかり都会の値段設定に慣れてしまったのか、モーニング付きの価格に少々驚いていた。コーヒーにブレットにゆで卵。しっかり美味しい。あれこれと話す。彼の仕事の話を聞いてワクワク。好きなことを仕事にできた彼はキンキラ。羨ましい。キンキラな話を聞いている泥団子みたいな僕も負けたらあかんなと泥団子並みに思う。またの機会にと正午辺りに別れた。
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 気付けば引っ越して、もう2ヶ月。住んでいる場所が本当に大好き!ありがとう!と日々思う。ここに住んでいる人は個性的でそして人懐っこい。「え!ここに住んでるの!?」と近所に住んでいるだけで興味を抱いてくれる。僕は人に囲まれて生きていたい。密な人の関係の中で。たとえどれだけ不便で、周りに何もなくとも人の繋がりがある限り満足するだろう。