インスタグラムのストーリーにセールで数着も買った服を並べてあげる人に憧れる

 買い物を考えると頭がこりごりする。昔からいや幼少期から買い物が非常に苦手だった。トイザらスGBAのソフトコーナー前で一時間以上悩んでた自分を思い出す。本当にこれで良いのか、うーんと悩みに悩んだ記憶。今だって変わらない。よし!買うで!と決め手店頭に向かっても、まず店に入るのに緊張する。一旦目の前を素通り。そして気持ちを整えて入店。店員さんの商品に関する話も全部知っている。なぜなら全部事前に調べてるから!!見てじっくり見て見て考えて考えてやっと購入。長い。

 自分の欲しい物を決めてから購入するまでのスピードが非常に遅い。流れとしてはこうだ。欲しい物を見つける→徹底的に探す、調べる→購入。徹底的に探す、調べるという行為に目一杯時間を使ってしまう。あらゆることを調べ上げ、あらゆるサイトで同じような商品を探してしまう。店頭で実際に買う場面になってもまだ迷っている。ウィンドウショッピングできる人が羨ましい。さっと買ってさっと帰る。かっこいい。どうしてそんなことができないだろうかと考えると結局自分が吝嗇であるという理由が思い浮かぶ。ケチだ!ケチだなぁ!って思うことなんて度々ある。観光地価格の海鮮の食堂には入ったのに、しらす丼の高さにびっくりしてカレーライス食べたり、できるだけ食材は安く買えるようにスーパーをはしごしたり。ケチだなぁ。また納得する商品を買いたいという気持ちもある。大きい金で買う分。納得したい。大いに納得したいと買い物に求めてしまう。こんなんでええのかなぁではなく、これ!絶対これ!という物を買いたい。

 ケチで何が悪い!という気持ちもある。がやっぱり気持ちよくお金をささっと使う人に憧れる。インスタグラムのストーリーにセールで数着も買った服を並べてあげる人に憧れる。一目惚れして買っちゃった~ってストーリーに上げる人に憧れる。僕なら数着買うのに何ヶ月もかかる。一目惚れしたって何週間も悩んでしまう。お金なんて使って良いものだ。そうやって書きながら自分を納得させようとしている。